30代になると水分の減少によって、肌は乾燥しやすくなり、ハリを失い始めます。
目元のシワやほうれい線など、エイジングサインが点滅し始めるものこのためです。
しかし30代は皮脂の量は20代よりも増加するので、テカりやすくもなります。
そのため、収れん化粧水や硬くなった角質をふき取るスキンケアを取り入れがちになります。
角質ケアをやりすぎると、30代の肌はキメがなくなる
これらのスキンケアは即効性があるので、すぐにツルツルお肌になるのですが、頻繫に行うとビニール肌を引き起こす原因になります。
ビニール肌とは簡単に言うと、角質を取り除きすぎたことでキメがなくなってしまう状態の肌のことを言います。
一見、つるりとした肌に見えるのですが、肌そのものが薄くなってしまっているため、すぐに乾燥してしまいます。
洗顔直後から肌がつっぱる。
今まで平気で使用していた化粧水や美容液でさえも、ピリピリと刺激を感じるようになる。
すぐに赤みをさす。
これらのサインが出たら、ビニール肌の可能性が考えられます。
そうなってしまったら、とにかく肌に刺激を与えない低刺激処方のスキンケアにチェンジしましょう。
とにかく削るスキンケアをやめて、保湿を重視したスキンケアがして下さい。
水分と油分のバランスが取れだすと、ターンオーバーが正常化し、キメが整ってきます。
美容クリームは、スキンケアの中で最も肌当たりが優しく、水分・油分をバランス良く肌に与えることができます。
アルコールは刺激を与える成分？
刺激を与えやすい成分の代表選手として挙げられるのがエタノール（アルコール）です。
収れん化粧水やふき取り化粧水などで使用される一方、つんとした刺激があるので、敏感肌では避けた方が良いと言われる成分です。
敏感肌向けのスキンケアでアルコールフリーが多いのはこのためです。
しかしスキンケアの成分を読んでいると、アルコールフリーと記載されているのに、ベヘニルアルコールという成分が含まれているものがあります。
しかも大人よりもずっと敏感なベビー用の保湿クリームでも見かける成分です。
ベヘニルアルコールとは一体何なのでしょうか。
ベヘニルアルコールとは？30代の敏感肌にも安心？
ベヘニルアルコールとはナタネ油から抽出される脂肪族アルコールのことで、エタノールは含まれていません。
しっとりとした粘度をもたらす乳化安定剤という働きをします。
また肌を柔らかくするエモリエント効果があるので、化粧水、美容液、乳液、美容クリーム、トリートメントなど幅広く使用されています。
べへニルアルコールの安全性について
肌の保護、保水能力にも優れており、肌荒れ効果が確認されています。
アルコールですが、肌への刺激が低いので、安全な成分と言えます。
まとめ
肌荒れを起こしていて、何を使っても刺激を感じる状態になると、つい過敏になってしまいますよね。
反対にアルコールを使用していなくても、刺激を感じる場合もあります。
たとえば成分は違いますが、ミネラルオイルは肌に負担を与えるため、ミネラルオイル不使用と記載している製品がある一方、数万円する高級美容クリームの多くに使用されています。
刺激への感じ方は人それぞれです。
まずはサンプルやトライアルなどで、パッチテストをして判断して下さいね。
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